ドッグフードの選び方

ドッグフードのウェットタイプの特徴は?どうやって与えるのがいい?

ウェットタイプのドッグフード

犬に与える「ドッグフード」と言えば、何を思い浮かべますか?カリカリのドライフードのほかに、缶詰タイプのウェットタイプを思い浮かべる人もいるのではないでしょうか。

テレビのCMでもウェットタイプを見かけますから、初めて犬を飼う人は「ドッグフード=ウェットタイプ」という人もいるかもしれません。しかし、ウェットタイプは扱いに注意が必要なフードです。ドライフードとの違いはしっかり頭に入れておき、健康維持を一番に考えて選んであげましょう。

上手にウェットタイプを使えるようになれば、食いつきが良いフードを見つけることができます。そうすれば「食べない」問題から解放され、飼い主のストレスをなくすこともできるのです。

とても便利なウェットタイプのドッグフードについて、ぜひ正しい知識をつけてください。

ウェットタイプのドッグフードの特徴

ウェットタイプのメリットは?

喜ぶ犬

ウェットタイプのメリットは、なんといっても犬の食いつきが良いことです。ドライフードを食べない神経質な犬でも、ウェットタイプは別。与えてみると分かりますが、かなりのスピードで平らげてしまうこともよくあります。それだけ風味がよく、犬が好む味・食感であるということです。

また、ウェットタイプは水分が多いので、夏は脱水症状回避にもつながります。夏の暑さは犬も苦手ですし、人間と同じように食欲がなくなります。そんな時に水分たっぷりのウェットタイプが役立ってくれるのです。

保存技術が上がった現在では、缶詰だけでなくパウチタイプのものも出回るようになりました。未開封のものは長く保存できますから、その点もメリットと言えますね。

ウェットタイプのデメリットは?

ウェットタイプのデメリットは、栄養価が低く、それだけで必要な栄養を補えないことでしょう。水分が多いのでその分だけ栄養価が少なくなってしまいます。当然、タンパク質の割合はドライフードと違いますので、購入前のチェックは欠かせません。

また、ウェットタイプはドライフードに多い「総合栄養食」ではなく「その他の目的食」として販売されているものも多いですから、ドライフードの補助としてしか使えないものもたくさんあります。犬が栄養を十分取れるものとして認定されているのが「総合栄養食」ですので、その点は飼い主に知識がなければいけませんし、選ぶときに注意が必要です。

ウェットタイプはドライフードのような噛み応えはなく、歯みがき効果がありません。歯石がたまりやすくなるので歯周病の原因になりやすいという欠点もあります。与える場合は歯石チェックも欠かさないようにしてください。

ウェットフードを選ぶときのポイント

目的に適したタイプを選ぶこと

前述したように、ウェットタイプは犬の主食に適した「総合栄養食」ではなく、「その他の目的食」として分類されているものがたくさんあります。これを主食にしてしまうと栄養が足りなくなりますし、経済面でも大きな負担となります。

そのため、主食として与えるなら「総合栄養食」と書いてあるものを、ドライフードの補助にするなら「その他の目的食」と書いてあるものを選びましょう。この選択を間違えると、犬の健康状態にも影響が出てしまいます。飼い主の正しい知識が問われる部分です。

最近のウェットタイプは「おかずタイプ」「ふりかけ」など、分かりやすく表記されたものが多いです。通販でも簡単に「何タイプか」はチェックできますので、必ず確認してから購入してください。

人工保存料が使われていないこと

ウェットタイプはドライフードに比べると痛みが早いので、保存料が使われています。ドライフードにも保存料は使われていますが、水分が多いウェットタイプのほうが使用量は多いと言われています。

食の安全は犬にとっても大切な要素ですから、添加物の量は飼い主さんにとっても気になるところでしょう。ウェットタイプを購入する時は人工的な保存料が使用されたものを避け、できるだけ添加物が少ないものを選んでください。

ただ、人間が食べるものと違って、日本産のドッグフードは添加物等の表示義務がありません。中には原材料が粗悪なものもあり、すべての表記が信用できるとは言い切れないのが現状です。

日本の商品がすべてダメなわけではありませんが、選ぶときは獣医に聞いてみたり実際に食べさせた人に聞いてみたりして、口コミも参考にしてください。

原材料が良質であること

ドッグフードの原材料

ドライフードと同じく、原材料のチェックがとても大切です。チキンやサーモンと言ったタンパク質を主体としているのはもちろん、その品質までしっかりチェックしましょう。

ウェットタイプは原材料に犬用の味付けをしてあります。ぱっと見は人間でも食べられるような感じがしますが、使われるのは人間が食べられるような「ヒューマングレード」の原材料とは限りません。粗悪なくず肉だけを使ったウェットタイプがあるのも事実です。

そのため、原材料をチェックするのはもちろん、その品質を確かめられるものを購入してください。使用している原材料について、メーカーのサイトに詳しい記述があることが理想です。

ウェットタイプを与える時の注意点

短期間で使い切ること!

ウェットタイプは腐らないように保存料が入っていますが、ドライフードに比べると痛みが早いです。開封したら冷蔵しておく必要がありますし、短期間で使い切らないと味が変化してしまいます。

缶詰でもパウチでも、一度開封したものは1日か2日で使い切りましょう。賞味期限内なら大丈夫ですが、犬の健康を考えると早く使いきるに越したことはありません。

正しく保存していても夏場は傷みやすく、変色することもあります。犬が気付かず食べてしまうと、嘔吐や健康を損なう原因になりかねませんので、その場合は与えずに破棄してください。

体調が変化したら使用をストップ!

ウェットタイプは食いつきがよく、ドライフードを食べない神経質なワンコでも、たいていは喜んで食べてくれます。味の好き嫌いはあると思いますが、嫌がる犬はほとんどいないと言ってもよいでしょう。

しかし、犬にもアレルギーや体質による違いがあります。食べたあと体調に変化がみられるようなら与えるのを中止してください。嘔吐した後、元気がないようだったら獣医に相談が必要です。

特別なアレルギーがない限り、重篤になることは考えづらいですが、体質や年齢によって食べるのものから受ける影響は違っています。新しいフードを試す時は、細やかな注意を怠らないようにしましょう。

ウェットタイプはどう与えるのがいい?

ドライフードと併用するのがおすすめ

ウェットフードとドライフードの併用

ウェットタイプは、それ単体で与えるよりも、ドライフードのトッピングや補助フードとして与えるのがおすすめです。必要な栄養素はドライフードでしっかり補いつつ、ウェットタイプで犬が喜ぶおいしさをプラス。そんな理想的な与え方ができ、飼い主のストレスがなくなります。

ドライフードを食べずに困っている場合は、特にウェットタイプが役に立ちます。ただし、毎食たっぷりとウェットタイプを使っていると、それなしでは食べなくなってしまいますのでその点だけ要注意です。スペシャルフードとして、特別な時だけ利用するのもよいでしょう。

大型犬に毎日与える人もいますが、その場合はドライフードとのバランスに注意して。肥満につながらないように気を付けてください。

老犬の補助職としても効果的

犬も年を取るとかむ力が弱くなり、ドライフードを食べづらそうにする時があります。食欲がなくなってきたリ、ドライフードを食べなくなってきたりしたら、ウェットタイプを試してみるのがおすすめです。

ウェットタイプは柔らかく食べやすいのもメリットの一つです。老犬にとっては口にしやすいフードですから、栄養を補うためにも役立ってくれます。

お湯にふやかしたドライフードと、少量のウェットタイプを合わせて食べさせるなど、食べやすくするためのアクセントとしても最適です。年齢に合わせた食事調整にも適していますので、食べさせ方に困ったときはぜひウェットタイプを試してみてください。