犬種別ドッグフードの選び方

柴犬のドッグフードはどれがいい?食べない時はどうする?最適な量は?

柴犬 ドッグフード

柴犬は日本人が古くからなれ親しんだ犬種ですが、いざ飼ってみると「どんなエサを上げたらいいのか分からない…」と悩んだりしませんか?

「柴犬のエサなんて適当でいい」なんて言っていたのははるか昔のこと。今は柴犬の体質や特徴に合わせて、栄養バランスに優れたドッグフードを選ぶのが主流です。

柴犬のドッグフード選びで最も大切なのは、アレルギー性皮膚炎にかかりやすい体質を意識してあげることです。

健康な皮膚と美しい毛並みを長く保つために、ドッグフード選びで重要な4つのポイントをご紹介します。

柴犬のドッグフード選び3つのポイント

1.グレインフリーのドッグフード

グレインフリー

柴犬はアレルギー性皮膚炎にかかりやすい犬種です。皮膚病症例に詳しいクリニックでも以下のように指摘されています。

柴犬の皮膚病

柴犬の皮膚病は非常に多く、遺伝的な素因があると考えられています。その柴犬の再発性、または難治性皮膚病になりやすい原因で最も多いのがア レルギー性皮膚炎、特に環境アレルゲンとIgEが関与した『犬アトピー性皮膚炎』です。

柴犬に多く認められるこの犬アトピー性皮膚炎は、短期的な投薬治療では再発しやすく、徐々に重症化する傾向にあります。

参照:四季の森どうぶつクリニックメディカルスキンケアセンター

そのため、ドッグフード選びで重要なのはアレルゲンを避けてあげることです。

アレルゲンになる小麦やトウモロコシ、大豆などを使用していない「グレインフリー」と表記してあるドッグフードを与えてあげましょう。

グレインフリーとは、穀物類を一切使用していないことを指します。

もともと犬は肉食で穀物類を消化するのは非常に苦手ですから、穀物類が含まれていないものが理想です。

2.タンパク質が豊富に含まれている

チキン

柴犬の特徴である豊かな毛量を保つために、タンパク質にも注意してあげましょう。

犬は肉食なので、動物性タンパク質を主原料としたドッグフードが理想です。チキン、サーモン、ラム肉などが原材料に表記されているものが良いでしょう。

柴犬は運動量が多い犬種ですから、筋肉維持にもたんぱく質が欠かせません。高たんぱく低脂肪な食事を与え、運動量もしっかり確保してください。

注意したいのは主原料の中に「肉類」「〇〇ミール」といった表記があるドッグフードです。それらは何の肉か分からないので安全とは言えません。

食べると吐いたり体調を崩したりする場合もあるので、不明な材料が含まれているドッグフードは避けておきましょう。

できれば人間が食べられる品質を保っている「ヒューマングレード」と呼ばれるものを選んでください。

3.必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6脂肪酸)が含まれている

オメガ3

健康な皮膚・毛並みの維持に効果が期待できる「オメガ3 (αリノレン酸)」と「オメガ6 (リノール酸)」も必要な栄養素の一つです。人間の美容・健康でも注目されているオメガ3は、柴犬の毛並みを整える時に役立ちます。

また、柴犬は認知症になりやすい犬種とも言われていますので、DHAEPAが含まれるオメガ3脂肪酸は理想的な栄養素です。

原材料の中にフィッシュオイルやヒマワリ油、サーモンオイル、大豆油などが含まれているものを選んであげるとよいでしょう。

ドッグフードを食べない時はどうする?

安易にドッグフードを変えない!

柴犬

柴犬を飼っている人の中には「ドッグフードを食べてくれない」「突然ドッグフードを食べなくなった」と悩んでいる人がいます。

柴犬はとても頑固な一面があり、ドッグフードに抵抗を感じるとかたくなに食べてくれません。

ドッグフードを食べない原因は「味が好きじゃない」「同じ味に飽きた」などさまざまですが、体調に問題がない場合は単純に「今のドッグフードが気に入らない」ケースがほとんどでしょう。

人間と同じで、柴犬にも好き嫌いや味の好みがあるのです。

今まで与えていたドッグフードを食べなくなったら、少しだけ他のドッグフードを混ぜてみて味を変え、好みを探ってみるのも1つの方法です。

あくまでも今のドッグフードをベースにして、新しいドッグフードは少量混ぜるだけにして試してください。

ただ、頻繁にドッグフードを混ぜたり変えたりしていると「食べなかったら新しいものをもらえる」と勘違いしてしまいますので、混ぜる頻度には注意してください。他のフードの試供品を利用して、少しずつ加えてみるのがおすすめです。

人間の食事を与えるのはNG

フライドチキン

人間が食べるものをドッグフードに混ぜる人がいますが、このやり方はおすすめできません。人間が食べるものは味が濃いのでおいしさを感じやすく、ドッグフードを拒否してしまいやすいからです。

どうしても与えるなら味がついていない鳥のささ身やジャガイモをほんの少量、ドッグフードの1割以下にして試してみてください。

また、「このドッグフード以外はないよ!」としつけすることで改善する場合もあります。犬のわがままを聞いているだけでは改善しませんので、様子を見ながらしつけも試してみましょう。

効果的なしつけ方法

柴犬 運動

いろいろ試してもドッグフードを食べない時は、運動量を増やし、おやつを減らしてみましょう。単純に運動量が足りずお腹がすいていない場合もあるので、この方法が効果を発揮することも珍しくありません。

また、人間と同じでダラダラ食べさせるのはよくありません。食べない時はドッグフードをそのまま置いておかず、きちんと下げてください。

「食べなければなくなってしまう」という意識を植え付けるのも効果的なしつけ方法です。

柴犬のドッグフードの量は?

基本はドッグフードのパッケージ記載を参考に

人間と同じように、柴犬も年齢や月齢によって食べる量や必要なカロリーが違います。ドッグフードは月齢・年齢によって種類があり、それぞれカロリーが違います。

子犬用は少量でカロリーが多め、シニア用はカロリー控えめです。そのため1日に与えるドッグフードの量は「柴犬だから1日3回、カップ〇杯ずつ」という単純計算はできません。

最も確実なのは、与えているドッグフードに記載された適正量を参考にすることです。ドッグフードにはたいてい正しく図れるようにカップが付いているので、それで計量して与えましょう。太り気味・やせ気味な場合はかかりつけの獣医さんと相談し、量を調節してください。

必要なカロリー量から割りだす方法

ドッグフードに記載された適正量を見て、疑問に思う人もいるかもしれません。「成犬のわりに量が多いのでは?」「前のドッグフードに比べて量が少ない気がする…」などなど、個体の大きさやドッグフードの種類によって適正量が違うため、飼い主さんの頭を悩ませることがあるのです。

そこで、1日に必要なカロリーからドッグフードの量を調整する方法をご紹介しましょう。この方法ならドッグフードの種類が変わっても、適正量やカロリーを見極めることができます。

1日に必要なカロリー計算

(柴犬の体重×30+70)×指数=摂取キロカロリー/1日

指数

  • 子犬(生後4カ月まで) 3.0
  • 子犬(生後4か月~1歳まで) 2.0
  • 成犬(1歳~7歳まで) 去勢済み1.6・去勢なし1.8
  • 中年・高齢犬(7歳以上) 去勢済み1.2 去勢なし1.4

※肥満・ダイエット中の場合は去勢済み1.01.2、去勢なし1.4

例えば「体重10㎏の柴犬で7歳・去勢済み」の場合は

(10㎏×30+70)×1.6=592キロカロリー

となり、1日当たり592キロカロリーが必要ということが分かります。

ドッグフードには100g当たりのカロリーが記載されていると思いますので、この計算方式で適正量を割り出しましょう。もし100g当たり350キロカロリーのドッグフードなら、1日に必要なドッグフードの量は170g程度という計算になりますね。

この計算方法は非常に便利で、確実にドッグフードの量を測ることができます。体の大きさや肥満の状態に合わせて、量の調整もできますので、ぜひ活用してください。

ドッグフードを与える回数は?

柴犬 ドッグフード

前述したように、与えるドッグフードに記載されている量と回数を守り、それ以外のおやつを与えすぎなければ適正体重を守れます。与える量と回数がどうしても分からない場合は、以下の数字を目安にしてください。

1歳までの子犬期

月齢 回数
生後3ヵ月~5ヵ月まで 145165 34回に分けて
生後6ヵ月~9ヵ月まで 165180 23回に分けて
生後10ヵ月~12ヵ月まで 150g~約160 23回に分けて

子犬は成長期なので成犬に比べるとドッグフードの量が多めです。月齢によって幅があるのは、成長度合いによって量の調整が必要だから。太り気味と感じたら少し量を減らして様子を見ましょう。

成犬

年齢 回数
10歳ぐらいまで 80g~200 23回に分けて
10歳以上 80g~150 34回に分けて

最も元気で活動量の多い10歳までの時期は、運動量によって必要なドッグフードの量が違います。普段からよく散歩をしている柴犬なら少し多めでも太りません。逆に家の中にいることが多い場合は、ドッグフードは少なめに。活動量に合わせて変化をつけるのも大切です。

高齢期になる10歳以上の犬は、ドッグフードも少なめに。かむ力に合わせて少しずつ、必要な場合はふやかして与えてください。