年齢別ドッグフードの選び方

子犬(パピー)用ドッグフードの選び方は?与え方や切り替え時期は?

子犬のドッグフード

「子犬にはどんなドッグフードがいいんだろう?」「ドッグフードなら何でもいいの?」初めて犬を飼う人は、こんな風にドッグフードを選ぶときに不安になる人もいるはずです。人間でいえば赤ちゃんと同じわけですから、与えるものには気を使います。

子犬と成犬の違いは、なんといってもその成長の速さでしょう。ドッグフードは安全であることはもちろん、成長度に合わせた栄養たっぷりのドッグフードを与えることが大切です。

ここでは、初めての方でも安心して選べる「子犬に与えるドッグフード選びに大切なポイント」を3つ、ご紹介します。

子犬(パピー)のドッグフード選び3つのポイント

1.高タンパクで品質が良いドッグフード

お母さん犬の母乳をもらう時期から生後6カ月ぐらいまでは、犬が最も成長する時期です。犬の骨格や内臓、筋肉といった基本的な体ができていく時期ですから、成長に最も大切なタンパク質をしっかり与えてあげることが大切です。

子犬用のドッグフードは高タンパクであることを基本にして選びましょう。サーモンやチキン、ラム肉といった動物性タンパク質を主原料としたドッグフードを選んであげてください。

サーモン

注意したいのはそのタンパク質の品質です。動物性タンパク質といっても「〇〇肉」「〇〇ミール」「肉類」といった原材料のはっきりしないものもあり、それらは安全とは言えません。食べさせると体調を崩したり毛並みが悪くなったりする可能性もあります。原材料名を見て何が使われているか分かるドッグフードがベストです。

可能であれば、人間が食べられる品質を保つ「ヒューマングレード」と呼ばれるドッグフードを選んであげてください。

2.グレインフリー・無添加のドッグフード

犬はもともと肉食の動物ですから、前述したように動物性タンパク質を主とした食事を与えることが大切です。消化が苦手な穀物はできるだけ排除して、消化不良を防いであげましょう。

「グレインフリー」と呼ばれる穀物不使用のドッグフードなら、消化が良く栄養が吸収されやすいので、子犬でも安心です。犬のアレルゲンとなるとうもろこしや小麦、大豆などを避けることができますから、犬にとっては理想的な食事といえます。

小麦

また、グレインフリーに加えて無添加であることも重要な要素です。着色料や香料は犬にとっても有害なものですから、それらが入ったドッグフードは避けておきましょう。

「保存料」も気になる添加物のひとつですが、ドッグフードにはある程度、保存料が必要です。自然由来の保存料であれば体を悪くすることはまずないので、人工的な保存料が含まれているかどうかだけはチェックしてあげてください。

注意するべき人工的な保存料は「BHA」、「BHT」、「没食子酸プロピル」、「エトキシキン」など。原材料名にこれらが含まれている場合は基本的にNGです。原材料名はすべてチェックし、必ず安全なドッグフードを選んであげてください。

3.良質な脂質を使っているドッグフード

「脂質」というと人間にとってはよくないもの、余分なものというイメージがあるかもしれません。しかし、子犬の成長にはエネルギー源となる脂質も大切な要素の一つなのです。タンパク質が筋肉に変わるためにはカロリーが必要ですから、良質な脂質も欠かせないものです。

「脂質の過剰摂取は不安」という人がいるかもしれませんが、子犬の成長期には成犬よりもカロリーが必要なので心配ありません。ドッグフードはきちんと必要カロリーを計算してあるので、適正量を守れば大丈夫です。

無添加でグレインフリーという基本に加え、良質な脂質が含まれたドッグフードを探しましょう。脂質が10%~20%程度の高脂質のドッグフードが理想的です。

子犬(パピー)のドッグフードの与え方

ドッグフードを食べ始めるのは歯が生える時期から

子犬の歯ドッグフードを開始する時期は、お母さん犬のおっぱいから離れる1カ月半ぐらいの時期からと言われています。個体によって差はありますが、だいたい2か月ぐらいたつとどの犬もドッグフードを食べられるようになります。

3ヵ月未満の子犬の場合は、いきなり堅いドッグフードは難しいかもしれませんので、お湯でふやかしてつぶしたものを離乳食のように与えてみましょう。しばらくして慣れてきたらふやかす程度を調整し、形が残るものを与えていきます。4ヵ月以上になると、ほとんどの犬が堅いドッグフードを食べられるようになります。

ペットショップで引き取る時はたいてい3ヵ月~4カ月程度の子犬ですから、家に来た時からドッグフードを食べさせてもかまいません。歯が生えそろっていれば普通のドッグフードを食べられます。

与える量はパッケージ記載の量に!

ドッグフードは種類によってカロリーも与える量も違っています。一概に「カップ〇杯が良い」というものではありませんので、必ずドッグフードの袋に記載された量を守り、子犬の月齢に合わせて適正量を与えてあげましょう。

もし子犬が適正量を食べきれない場合は、一度に与える量を少なくして、回数を増やしてみてください。それでも食べられないなら獣医さんに相談し、病気や骨格、体格に異常がないか銅貨を調べましょう。

どの犬も同じように食べてくれるわけではありませんから、個体による調整も大切です。食べている様子をしっかり観察して、食いつきが良いかどうかもチェックしてあげてくださいね。

ドッグフードを与える回数は?

子犬は一度に食べられる量が少ないうえに、成犬以上にカロリーが必要です。そのため子犬用のドッグフードは高カロリーで少量でも必要なカロリーを摂取できるようになっています。

おすすめの与え方は、1日に必要な量を3回から4回に分けてあげること。1回ずつ測るよりも適正量を分けてあげたほうが与えすぎを防げます。特に消化する力が弱い3か月から6ヵ月ごろまでは一度に与える量は少なめに、回数を増やしてあげることを意識してください。

食欲旺盛だからと必要以上に与えると、嘔吐したり体調を崩したりすることがありますので要注意です。1日に必要な量以上は与えずに、しっかり消化吸収できる量だけを食べさせてあげましょう。

「食べない」を防ぐためには?

子犬とドッグフード

子犬はお腹がすいていても、何らかの理由でドッグフードを食べないことがよくあります。体調が悪くないなら、それはドッグフードが気に入らないか、飽きてしまったかのどちらかです。

子犬の時期は食べるものに気を使いますから、頻繁にドッグフードを変えるわけにもいかず、飼い主にとっては頭の痛い問題です。

そんな「食べない」問題への対処は、しつけを徹底することが大切です。

  1. 食事の時間を決めておき、食べない時は10分程度で下げる
  2. 食べなかったらおやつを与えない
  3. 人間の食べるものは一切与えない

この3つを守るだけでも十分効果があります。「今このドッグフードを食べないと他に食べるものはない」という感覚をしっかり覚えさせることができるからです。また、1回ぐらいご飯を抜いてもさほど体調には影響ないので、食べなくても心配ありません。

最初のうちは甘えてくる子犬に何も与えられないので辛いこともありますが、犬の体調を考えればグッと我慢が大切です。「食べなさい!」と何度も言うよりも効果がありますので、まずはしっかりしつけをしておきましょう。

食いつきが悪いと感じたら、何種類かのドッグフードを試してみるのも一つの方法です。口が小さな小型犬の場合、食べづらいという物理的な理由で食べないことも考えられますので、適切なドッグフードを何種類か試してみるのもよいでしょう。

子犬用(パピー用)と成犬用ドッグフードの切り替え時期

切り替えは犬種ごとに違う!

犬とドッグフード

子犬用のドッグフードから成犬用に切り替える時期は、犬の大きさ・種類によって違います。大まかな目安としては小型犬で6ヵ月~8ヵ月、大型犬で1歳~1歳半ぐらいです。大型犬は成長が遅いため、長く子犬用を与えても問題ありません。

子犬用がまだ余っているなら、子犬用と成犬用を混ぜてあげてもよいでしょう。いきなり切り替えるのが不安な方は混ぜてあげるやりかたがおすすめです。また、切り替え時期はあくまでも目安ですから、獣医さんに「いまが切り替えどき」と言われたら、その時期を逃さず切り替えておきましょう。

体に合っていないとアレルギーを起こすことも考えられます。成犬用に切り替えた時は、食事中・食後の様子をよく見て食いつきがよいかどうか、体調に変化がないかどうかを見極めてください。

子犬(パピー)用と成犬用と、分けるべき?

ドッグフードには子犬用・成犬用に分かれているものと、すべての月齢・年齢の犬に与えられる「全ライフステージ用」と呼ばれるものがあります。

子犬用・成犬用で種類が分かれているものは、栄養バランスやカロリーに違いがあります。子犬用は食べやすさ、成犬用は健康維持を考えて作られているのがメリットです。それに対し全ライフステージ用は切り替えの必要がないため、食べる習慣がついたら大きくなってもそのまま食べさせられるのが大きな特徴です。

それぞれに良い面があるので、どちらがよいと一概には言えません。犬の体調や肥満度合いなどを見て、食いつきの良いものを与えるのがベストといってよいでしょう。食べるものに神経質な子犬は、切り替えが不安な場合もありますから、その場合は医師に相談を。普段の食べている様子を伝え、最もよいと思われるドッグフードを選んでください。