この記事でわかること
この記事のコンセプト
まず初めに、この記事のコンセプトをお伝えしておきます。この記事のコンセプトは以下の3つです。
- おすすめすることを前提としない
- デメリットもきちんと考慮する
- 犬を飼っている筆者が「食べさせたいかどうか」という目線で判断
おすすめすることを前提にしてしまうと、「これはいいですよ!」という内容しか書けなくなってしまいます。そうではなくて、客観的な事実を元に「こんな人に向いている」「こういう部分はあまりメリットないかも」などなど、素直な意見をご紹介したいと思っています。
ここで記述したこのこのごはんの情報は、ホームページやウェブ上の声から拾い上げた、生の情報です。その情報を元におすすめできる人・できない人を判断していますので、ぜひ購入前の参考になさってください。
このこのごはんとは?評価は?

このこのごはんは、小型犬専用のドッグフードとして開発されたフードです。原材料へのこだわり、食いつきへの配慮など細部まで犬目線で作られているのが魅力です。国産ドッグフードなので、国産原材料にこだわる飼い主さんにちょうど良いかもしれませんね。
総合評価 | |
---|---|
価格・内容量 | 2,980円・1キログラム |
コスパ | △(1キログラムあたり2,980円) |
主原料 | 鶏肉(ささみ、レバー) |
栄養 | タンパク質:22.5%・脂質:7.5%・粗繊維:1%・灰分:5.5%・水分:10%・エネルギー:342kcal/100g |
ヒューマングレード | ○ |
人工着色料・人工添加物 | ○ |
グレインフリー | ✖(大麦、玄米使用) |
グレインフリーではないものの、一番心配な小麦とトウモロコシにはしっかり配慮してありました。ヒューマングレードで原材料すべてにこだわりが感じられるフードですが、なにしろ価格が高いです。この価格がネックになって利用する人は限られてしまうと思います。
では、このこのごはんの特徴やこだわりを見ていきましょう。
このこのごはんの品質は?
原材料は安心のヒューマングレード

このこのごはんはすべての原材料がヒューマングレードで構成されています。そのため品質面も安全面も安心できるドッグフードです。主原料も「鶏肉(ささみ、レバー)」と記載されていて、動物性タンパク質主体の良質なドッグフードであることが分かります。
また、最近注目度の高まっている鹿肉が含まれているのも注目したいところです。原材料名の中では8番目なので含有量は少ないかもしれませんが、低カロリー・高タンパクの代表格の鹿肉は、犬の体に良いといわれている肉のひとつ。
原材料に関しては犬の体のことを考え、厳選されていることが分かります。
グレインフリーではないが小麦は不使用
このこのごはんはグレインフリーではありませんが、グルテンが含まれている小麦とトウモロコシは排除されていますので、その点は心配ないでしょう。ただ、やはりグレインフリー派にとってはあまりうれしくない部分です。
アレルギーのあるワンコでも食べられそうですが、大麦と玄米が使用されているので気になる人は利用を避けたほうがよさそうです。
酸化防止剤、保存料、着色料不使用
このこのごはんは、人工添加物や着色料、酸化防止剤(BHT・BHA)などを使用していません。原材料にはビタミン類やグルコサミン、ミネラル類などの名前がありますが、これは他のドッグフードにもよく添加されています。犬の体に悪影響があるものではないので安心です。
これら添加物のこともしっかり販売ページに明記してありました。飼い主が気にしそうなところが販売ページで説明されているのは好印象です。
このこのごはんが他のドッグフードと違うところ
小型犬専用&粒が不ぞろい

このこのごはんは、「小型犬用」と明言しているドッグフードです。販売ページには「トイプードル・シーズー・チワワ・ダックスフントなど小型犬に会うドッグフードをお探しの方へ」と書いてあります。そのため粒はかなり小さめで口が小さな小型犬に合わせ、7ミリ~8ミリの大きさになっています。
また、粒が不ぞろいなのも特徴の一つです。凝固剤を使わず自然なかたちのままにしてあるので、指でつぶれたような形の粒も入っています。オイルコーティングがないのでサクサク・カリカリな食感が魅力です。今までと違う感触で食べられるので、食いつき改善に良いかもしれませんね。
このこのごはんのデメリットは?
粗タンパクは少し低めかも…
このこのごはんの成分表を見ると、粗タンパク質が21.5%と、最近できたドッグフードの中では低めです。AAFCOの栄養基準では成犬の18.0%以上をクリアしているものの、子犬の基準「22.5%」を満たしていません。子犬に与えるには少しタンパク質が足りないようです。
販売ページには「オールステージ可能」とありますが、1歳以上の成犬だけに絞ったほうが良いでしょう。子犬に与えても健康を損なうことはないとは思いますが、このあたりの数値が気になる人は避けてください。また、動物性タンパク質をたっぷり与えたい人は他のフードを検討しましょう。
このこのごはんの代金は?
1か月分のドッグフードの代金
ここでは、「このこのごはん 2,980円・1キログラム」を元に算出していきます。
体重1kg~3kgの犬の場合
1日の給与量 28g~73g ですから、
73g×30日=2.19kg となり、
→1kgのこのこのごはんドッグフードが2袋弱(2.19袋)必要
1ヵ月のドッグフード代金
このこのごはんドッグフード1袋2,980円×2.19=6,526円
体重4kg~6kgの犬の場合
1日の給与量 79g~123g ですから、
123g×30日=3.69kg となり、
→1kgのこのこのごはんドッグフードが4袋弱(3.69袋)必要
1ヵ月のドッグフード代金
このこのごはんドッグフード1袋2,980円×3.69=10,996円
体重7kg~9kgの犬の場合
1日の給与量 120g~167g ですから、
123g×30日=5.01kg となり、
→1kgのこのこのごはんドッグフードがおおよそ5袋(5.01袋)必要
1ヵ月のドッグフード代金
このこのごはんドッグフード1袋2,980円×5.01=14,930円
※給与量の最大値で計算
利用する場合は食べる量とカロリーを計算しておき、1か月でどれぐらいのフード代になるのかをしっかりシミュレーションしておきましょう。
このこのごはんの口コミ
トイプードル(オス) 体重:6kg 年齢:6歳
涙やけが気になっていました。そこで妹に教えて貰ったこのこのごはんを買って与えてみました。よく食べてくれたので安心しました。涙やけが改善して口臭まで気にならなくなりました。
トイプードル(オス) 体重:3kg 年齢:5歳
すごくがつがつ食べてくれます。小粒なので食べやすそうです。原材料に国産の鶏肉(ささみ、レバー)を使用しているので安心しています。
チワワ(メス) 体重:1.9kg 年齢:8ヶ月
合成添加物が無添加であることがこの商品のメリットです。チワワちゃんが好んでこの味に慣れてくれれば、全て上手くいくと考えています。
ダルメシアン(メス) 体重:9kg 年齢:2歳
好き嫌いもしないでたくさん食べてます。愛犬も気に入ってくれてますね。このドッグフードにしてから毛艶が良くなったような気がします。気に入ってます。
調査方法:オンラインアンケート 調査日:2018年12月18〜25日
すべてを考慮してこのこのごはんを評価すると?
品質は「そこそこ」の△、価格も「そこそこ」の△
このこのごはんはグレインフリーではない点以外、特に気になるところはありませんでした。グレインフリーではなくても小麦やトウモロコシを使わないという配慮があります。
使われている原材料の質もヒューマングレードですから、とりあえず安心して与えられるフードです。
このこのごはんをおすすめできないのはこんな人!
- 完全なグレインフリーにこだわる人
完全グレインフリーにこだわるなら、「モグワン」などのフードがおすすめです。
このこのごはんはこんな人におすすめ!
- 完全グレインフリーにこだわらない人
- ヒューマングレードのフードを求めている人
- 食いつき改善用のフードを探している人
- 国産のフードにこだわる人
このこのごはんはグレインフリーではないものの、小麦やトウモロコシは不使用ですので、そこが気にならないならおすすめできます。また、オイルコーティングがなく不揃いな粒は食いつき改善に役立つかもしれません。
その場合は少量から混ぜ込むフードとして利用してみてくださいね。
「いまのドッグフードを食べなくなった」「ドッグフードの品質に不安がある」
このように悩んでいませんか?
ドッグフードの中には劣悪な品質の商品も数多くあります。そういった商品をつかまないようにするためには飼い主が正しい知識を身につけておく必要があります。
当サイトは、全43種の商品を細かく調べて比較しました。
そのなかでもおすすめのドッグフード5種を紹介していますので、ご参考ください!