ドッグフードの選び方

ドッグフードメーカーはどこが一番いい?見極めポイントは?

ドッグフードメーカーの選び方

ドッグフードを作っているメーカーは、思っている以上にたくさんあります。国内だけでなく海外にもたくさんのメーカーがありますから、飼い主は多くのメーカーが作ったものの中から、ベストなドッグフードを選ばなければいけません。

なにも情報がない中で「ベストなドッグフードメーカー」を選ぶのは大変です。フードに関する情報はインターネットでも口コミでも手に入れやすいですが、「ドッグフードメーカー」に関する情報は、まとまったものがなかなか見つからないはずです。

「このメーカーは信頼できるの?」という飼い主の思いはとても切実なもの。犬が「家族」として受け入れられるようになった今、ドッグフードもなんでもよいというわけにはいきません。犬の健やかな成長と安全性を、本当に考えてくれるメーカーはどこなのか。その見極め方のポイントをご紹介していきます。

海外と日本のメーカー、どっちが良い?

ドックフードは国産が安全とは限らない!

国産ドッグフードを食べる秋田犬

人間の食べるものは「国産」が安全であり、高級である、というイメージがあると思います。確かに、魚や肉は「国産」を売りにしているものがたくさんありますし、外国産に比べて日本人に好まれやすい食感・味であることも少なくありません。

しかし、ドッグフードに関してはそれが当てはまるとは限りません。日本ではペットの社会的地位がまだまだ低く、人間のパートナーとして認められているとは言い難い環境です。ペット先進国と言われているのは、イギリスやカナダ、ドイツ、アメリカなど。これらの国々では動物に関する法律や愛護法がしっかりと確立されており、ドッグフードに関する規制も非常に厳しく設定されています

例えばドイツでは、人間が食べられる品質のものをドッグフードにも使用するように義務付けられています。犬が食べられる肉も売られていて、ペットが食べるものに関して非常に手厚い環境であることが分かります。

これらを考慮すると、国内メーカーがベストとは言い切れないのです。海外だからOK、というわけでもありませんが、国内産だけにこだわるのはあまり良い選択方法とは言えません。

国内のドッグフードメーカーって何社ぐらいあるの?

では、国内のドッグフードメーカーはどれぐらいあるのでしょうか。そのおおよその数をご紹介しましょう。

「一般社団法人ペットフード協会」によると、協会に加盟しているドッグフードメーカーは以下の通りです。

一般社団法人ペットフード協会加盟社数(2018年4月1日現在)

正会員     56社

賛助会員  29社

合 計     85社

会員の定義

<正会員>

この法人の目的に賛同して入会した国内において、ペットフード(サプリメント等を含む)の製造又は、輸入又は販売に携わる事業者。

<賛助会員>

この法人の事業を賛助するために入会したペットフード関連事業者又は団体。

参照:一般社団法人ペットフード協会

あくまでも協会に加盟している社数ではありますが、国内だけで85社はあるということです。これに加盟していないところや海外のメーカーが加わりますから、私たちが確認できるドッグフードメーカー社数はおそらく100社を超えてしまいます

これだけの数の中から「ここが一番!」というメーカーを選びだすのは至難の業です。何をもって「いいメーカー」と考えるのか、が大切なポイントでもあります。

ドッグフードを選ぶときに大切なのは「有名だから」という理由で安易に選ばないことです。メーカーに関しても同じことが言えるでしょう。知名度が高いから、誰でも知っているから安心、という選び方は避けたほうが無難です。

良いドッグフードメーカーの見極め方

基本は「ドッグフードの質」で選ぶ!

質が良いドッグフード

では、どうやって良いメーカーを選べばよいのかというと、それは「商品を見ること」です。商品がどのように扱われているのか、原材料の調達方法や安全性に関しての考え方は?そういった商品の内容や企業としての姿勢を見て「良い商品」と判断できれば、そのメーカーは良いメーカーと判断できます。

知名度が高いメーカー=安全で質が高いドッグフードを作っている、とは限りません。チェックポイントをしっかり押さえ、クリアしたドッグフードだけを与えてあげましょう。

中には「獣医からすすめられた」「同じ犬種を飼っている人が与えていた」など、周囲の声に押されてドッグフードを選ぶ人もいると思います。初めて犬を飼う人はこういった口コミで選ぶ人も多いです。

その場合は、すすめられたものを利用しても構いません。すでに人が与えてみて「良い」と判断しているのですから、それほど心配する必要もないでしょう。ただ、原材料の確認と安全性だけは必ずチェックして、自分で納得できるレベルのものを選んでください。

良質なドッグフードのポイントとは?

良質なドッグフードはどうやって見極めればよいのでしょうか。犬種や月齢、アレルギーの有無によってベストなドッグフードは違っていますが、どの犬にも共通する「良いドッグフードのポイント」はいくつかあります。

ここでは、その3つのポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。口コミで選ぶ際も、この3つだけは確認しておくことをおすすめします。

ポイント1:安全な原材料を使用している

ドッグフードの原材料

何よりも大切なのは、ドッグフードの安全性です。原材料が安全でなければ、犬の健康は保てません。具体的に押さえておきたいところは以下の通りです。

・原材料名に「鶏肉」「乾燥サーモン」など、読んで分かる原材料が記載されていること

→「○○肉」「肉副産物」など加工肉ではないことが大切

・原材料名が詳細にすべて記載されていること

→原材料の最初に書かれているのが主原料。それ以外のものもすべて記載されていることが大切

・アレルゲンになりやすい穀物を利用していないこと

→穀物は犬に向いていない。小麦やトウモロコシなどアレルゲンが含まれていないのが大切

この中で一番注意したいのは、粗悪な肉が使われていないかどうかです。「○○肉」の表記は良質な原材料を使っているかどうかわかりませんので、避けてください。

「こんなにチェックしないといけないの?」と思うかもしれませんが、犬の健康維持は飼い主の選択にかかっていますから、すみずみまで見てあげましょう。ホームページで製造工程までしっかり確認できるフードが理想的です。

よりベストなものを選びたいなら、ヒューマングレードや無添加のものを選ぶのがおすすめです。ヒューマングレード=人間が食べられる品質という意味ですから、そのメーカーは品質にこだわっていると考えてもよいでしょう。

ポイント2:栄養バランスの良い「総合栄養食」である

喜ぶ犬

犬に一番大切な栄養は、「良質なタンパク質」です。ポイント1でも挙げていますが、原材料名にチキンや牛肉、乾燥サーモンなど動物性タンパク質が最初に記載されていたら、タンパク質重視のフードであることが分かります。逆に、米や小麦、トウモロコシが先頭に記載されていたら、それは穀物主体のドッグフードですので避けておきましょう。

さらに、最近では犬の皮膚や毛並みに気を使った、不飽和脂肪酸「オメガ3」「オメガ6」配合のドッグフードもあります。皮膚が弱い犬種や毛並みが気になるワンコには、こういったプラスアルファの栄養素も大切です。

これらはすべて基本のドッグフード、主にドライフードを選ぶときのポイントです。ドライフードは「総合栄養食」が多く、普段のフードに適しています。総合栄養食はそれだけを与えておけば十分な栄養が摂れると認定されたものなので、それ以外のフードを混ぜる必要がありません。

まずは動物性タンパク質主体の、バランスの良い総合栄養食を選んであげること。それがワンコの健康維持の第一歩といってよいでしょう。

ポイント3:適正な価格である

良質なものは価格が高くなるイメージがあると思います。人間が食べるものも質が高くなるにつれて値段が高くなり、日常的に使うのが難しくなります。

ドッグフードでも価格はとても大切です。良質なものを求める人は価格面をないがしろにしがちですが、高ければよいというものではありません。毎日必ず消費するものなので、1か月分の消費量とその価格はしっかり確認してください。そのうえで長期利用が可能なものを選んでいきましょう。

また、複数のドッグフードを混ぜて与えるのはおすすめできませんので、基本のドッグフードは必ず1種類だけにしましょう。高いからといって安いものと併用すると、栄養バランスが崩れます。複数のものを混ぜたいときは必ず獣医師に相談してからにしてくださいね。

 

これら3つのポイントがそろっていれば、良質なドッグフードと考えて間違いありません。また、そのドッグフードを製造しているメーカーも優良と考えてよいでしょう。飼っている犬種や年齢、体質によって良質なドッグフードの定義は多少違っていますから、必ず飼い犬の性質に合わせて選んであげてください。