犬種別ドッグフードの選び方

ダックスフンドのドッグフード選びは?量はどれぐらい?食べない時は?

ダックスフント

ダックスフンドの一番の特徴は、なんといっても胴長で足が短い、愛くるしい姿でしょう。ペットブームになる前から愛玩犬として親しまれており、日本人になじみのある犬種の一つです。

特徴のある体が魅力のダックスフンドですが、その胴長の姿ゆえに、腰の病気にかかりやすいという性質もあります。そのため、太らないように栄養バランスを整えてあげることが大切です。

胴長の身体を守るためにはしなやかな筋肉が欠かせませんから、ドッグフードはそのことを考慮して選びましょう。ここではダックスフンドの特徴に合わせた、ドッグフード選びのポイントを3つご紹介します。

ダックスフンドのドッグフード選び3つのポイント

高たんぱく・栄養バランスに優れているドッグフード

胴長のダックスフンドは、「椎間板ヘルニア」という腰の病気にかかりやすい犬種です。

ペット保険の会社でも以下のように指摘されています。

椎間板ヘルニア

背骨の脊髄が圧迫されることにより、足の麻痺や痛みが起こる病気です。発症すると足を引きずるなど歩行に異常が見られるほか、痛みのために抱きかかえられるのを嫌がるようになります。ダックスフンドでは体型的な理由で発症しやすいとされています。また、肥満や老化などが要因となることもあります。

参照:保険スクエアbang

この病気を防ぐためには、肥満を防止することとしなやかな筋肉を保ってあげることが一番大切です。そのために、たんぱく質が豊富で栄養バランスに優れているドッグフードを選んであげましょう。

筋肉維持にはたんぱく質が欠かせません。この仕組みは犬も人間も変わりなく、たんぱく質の摂取と適度な運動が筋肉を保ち、太りにくい体を維持してくれるのです。

足の短いダックスフンドは、太るとお腹がポッコリして床につきやすくなり、動くのを極端に嫌がることがあります。そうなると運動をさせるのも大変ですし、ダイエットも思うように進みません。

また、人間と違って「痩せなければ!」という意識を持つことはないので、飼い主が幼犬のころから気を付けてあげることが何よりも大切です。将来の病気を防ぐために、「高たんぱく・栄養バランス」を意識してドッグフードを選んであげてください。

無添加・グレインフリー

グレインフリー

ダックスフンドは小型犬に多い涙やけ、皮膚炎にもかかりやすい犬種です。確かな安全性を保つためには、無添加でグレインフリーと書かれたドッグフードを選んでください。

グレインフリーとは、穀物が使用されていないことです。犬はもともと肉食で穀物を消化するのが非常に苦手ですし、ダックスフンドは前述したようにたんぱく質の摂取がとても大切な犬種ですから、グレインフリーが適しています。

また、グレインフリーはアレルゲンとなりやすい小麦やトウモロコシを含んでいないため、涙やけやアレルギー性皮膚炎などの病気予防も期待できます。動物性たんぱく質を主な原材料にしているので、理想的なドッグフードといってよいでしょう。

ただし、ドッグフードの中には原材料が不明な「〇〇ミール」「肉類」と表記されているものもあるのでそこは要注意です。チキンやササーモン、ラム肉といった、原材料がはっきりとしているものを選びましょう。人間が食べられる品質を保っている「ヒューマングレード」と呼ばれるものがおすすめです。

必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6脂肪酸)が含まれている

ダックスフンドはつやのある毛で全身おおわれています。美しくつややかな毛のダックスフンドはとても健康的で美しいものです。

毛並みを整え、健康的な皮膚を保ってあげるためには、「オメガ3 (α-リノレン酸)」と「オメガ6 (リノール酸)」の二つの栄養素が役立ちます。

オメガ3という栄養素は、人間の美容・健康でも取り上げられることが多くなりましたから、耳にしたことがあるのではないでしょうか。最近はドッグフードにもこの栄養素を含むものが出てきて、犬の健康づくりに一役買ってくれています。

毛並みや健康的な皮膚作りのために、原材料の中にサーモンオイルや亜麻仁油、フィッシュオイルなどが含まれているものを選んであげましょう。

ダックスフンドがドッグフードを食べてくれない時は?

安易にドッグフードを変えない!

ダックスフント ドッグフード

「愛犬がドッグフードを食べてくれなくなった」そんな悩みをお持ちの方も多いはずです。小型犬は好き嫌いが激しい犬も多く見られ、いつも食べているドッグフードを食べなくなることがあります。これと言った原因がない場合は、いつものドッグフードに飽きてしまったか、食べづらいかのどちらかの可能性が高いです。

特に体調の変化が見られない場合は、すぐにドッグフードを変えるのではなく、メリハリのある食事時間を設定して様子を見ましょう。ご飯を出しっぱなしにせず、10分程度で食べなかったらお皿を下げてしまうのが効果的です。

そして、「ご飯を食べなかったらおやつを上げない」というルールを追加してみましょう。いつももらっているおやつがもらえないと「ご飯を食べないと他のものはもらえないんだ」という意識づけになり、より効果的にしつけできます。

しつけしている時は飼い主にもストレスがかかりますが、体重管理がとても大切なダックスフンドにとって、規則正しく与えられたものを食べることはとても大切な要素です。根気強く、子犬の時からしっかりと意識づけしてください。

運動量を増やしておやつを控える

ダックスフンドは太りやすい体質ですから、毎日の運動は欠かせません。できるだけ散歩量を確保しておき、お腹を空かせて食いつきがよくなるようにしておきましょう。

また、おやつの与えすぎでドッグフードを食べなくなることもあります。ドッグフードを食べないからといっておやつを与えるのは犬にとってよくありません。おやつのほうが美味しいと思ったら、おやつ以外のものを口にしなくなることもあるのです。

しっかり運動すればお腹がすく原理は人間と同じです。ドッグフードを食べないと感じたら、おやつを減らして運動量を増やしていきましょう。

人間の食べ物を与えない!

フライドチキン

人間の食べ物は塩気やうま味がはっきりしているので、犬にはドッグフードよりはるかにおいしいものとして記憶されます。そのため人間の食べ物を与えていると「ドッグフードは美味しくない」と判断し、食べない原因になってしまうのです。

また、余分なカロリーがプラスされるので肥満の原因になってしまいます。体が小さなダックスフンドには影響が大きいですから、人間の食べ物は絶対に避けましょう。

基本はドッグフードのみで、きちんと食べたら犬用のおやつをあげる。この原則をしっかりと守ってくださいね。

ダックスフンドに与えるドッグフードの量は?

ドッグフードの計測カップを基本に

ドッグフードの量

初めて犬を飼う人は、ドッグフードの量に迷うのではないでしょうか。子犬用・成犬用などいろんな種類がありますから、はじめての人が戸惑うのも無理はありません。

ドッグフードの適正量は、それぞれに付属している計測カップと、記載されている量を守れば大丈夫です。特に子犬の時は子犬用のドッグフードにして、きっちり量を測って与えてください。

ドッグフードは種類によって適正量が違うので、「前はこれぐらい食べてたからこのドッグフードも同じくらいに」というやり方はNGです。特に子犬用と成犬用は同じ量でカロリーが違うので、目分量で与えると肥満の原因になりかねません。必ず計量カップを利用してください。

また、健康診断や予防接種の際には必ず体重を計測してもらえます。その時の体重でドッグフードの量を獣医に相談してみましょう。

カロリー計算からドッグフード量を計算する方法

前述したように、ドッグフードは種類によってカロリーも適正量も異なります。そのため、ドッグフードを変えた時は「この量だと少ない気がする…」「もう少しあげたほうがいいのでは?」などなど、さまざまな疑問がわいてくるはずです。

ドッグフードを変えたときは、計算式で適正量を測ってみましょう。必要なカロリー量からドッグフードの量を計算すると、パッケージ記載の量と必要カロリーが合っているかどうかを確かめることができます。

1日に必要なカロリー計算

(ダックスフンドの体重×30+70)×指数=摂取キロカロリー/1日

指数

  • 子犬(生後4カ月まで) 3.0
  • 子犬(生後4か月~1歳まで) 2.0
  • 成犬(1歳~7歳まで) 去勢済み1.6・去勢なし1.8
  • 中年・高齢犬(7歳以上) 去勢済み1.2 去勢なし1.4

※肥満・ダイエット中の場合は去勢済み1.01.2、去勢なし1.4

例えば、「体重5kg6歳のダックスフンド 去勢済み」なら

(5㎏×30+70)×1.6=352キロカロリー

という計算になります。この計算式に従うと、「100gあたり200キロカロリー」のドッグフードなら1日に必要なドッグフード量は176gです。

この計算式があれば、ドッグフードを手作りしたい時にも役立ちます。ささみやゆでた野菜のカロリー量さえわかっておけば、愛犬に与える量を間違えることもありません。この計算式を覚えておくとどんなドッグフードでも適正量が分かりますので、ぜひ覚えておいてください。

ドッグフードを与える回数は?

ドッグフードは1日の必要量を数回に分けて与えます。ダックスフンドの場合は以下の数字を目安にしてください。

1歳までの子犬期

生後3ヵ月~5ヵ月まで 34回に分けて
生後6ヵ月~9ヵ月まで 23回に分けて
生後10ヵ月~12ヵ月まで 23回に分けて

成犬

10歳ぐらいまで 23回に分けて
10歳以上 34回に分けて

基本的に子犬と老犬は1日3回、成犬は2回が標準と考えておけばよいでしょう。子犬期・老犬期は個体によって量に差があるので、体調に合わせて量を調整しても構いません。

1回に食べる量は犬によって違います。飼い主が調整しつつ、いつもと様子が違うなと感じたら必ず獣医に相談を。食べる姿を見て健康状態を確認してあげてください。