犬種別ドッグフードの選び方

チワワのドッグフードはどうやって選ぶ?食べない時はどう対処する?

チワワの画像

小さな体と大きな瞳が人気のチワワは、メキシコ原産の小型犬です。日本でも人気の高い犬種となり、愛玩犬としてすっかり定着しています。

世界最小と言われるチワワですが、その性質は犬そのものです。肉食で犬歯もあり、自己主張もしっかりしています。ただ、非常に体が小さい分、食べものからの影響には注意が必要です。

チワワの健康と美しい毛並みを保つためには、その特徴に合わせたドッグフード選びが大切です。

ここではチワワの特徴にあわせた、ドッグフード選び4つのポイントをご紹介します。

チワワのドッグフード選び4つのポイント

1.無添加でグレインフリーのドッグフード

グレインフリー

体が小さいチワワは食べ物の影響を受けやすいといわれています。下痢や嘔吐の症状に悩む飼い主さんもいますから、体に合わせた安全なドッグフード選びが大切です。

最も気をつけたいのは、穀物を含んでいないこと。そして無添加であることです。

犬は肉食なので唾液中に穀物を分解するアミラーゼ(消化酵素)がなく、穀物を分解できません。

主原料に穀物が含まれているドッグフードは胃腸のトラブルにつながりやすいので、穀物を含まない「グレインフリー」のドッグフードを基本にしてください。さらに「無添加」と明記されているのが理想です。

グレインフリーのドッグフードにはアレルギー性皮膚炎の原因になる小麦やトウモロコシ、大豆も含まれていないので、皮膚炎対策・涙やけ対策にもなり、食材からの悪影響を防いでくれます。

2.たんぱく質が豊富なもの

チワワはとても活発な犬種ですが、やはり大型犬に比べれば活動量は少なめです。室内犬なので暑い時期・寒い時期は散歩が少なくなる場合もあります。

そのため、体重管理がとても大切です。チワワは少しの量の違いでも体に影響が出やすいですから、肥満を防ぐためにも、栄養バランスとタンパク質の量は必ずチェックしてください。

犬も人間と同じで、筋肉維持と体重管理にはタンパク質の摂取が欠かせません。高たんぱくで栄養バランスの良いドッグフードを選んであげましょう。

動物性タンパク質が含まれているもの、特に原材料名にチキン、サーモン、ラム肉などが上位に記載されているものが理想です。

ただし、主原料の中に「〇〇ミール」「肉類」という表記があるものはおすすめできません。何の肉を利用したものか分からないため、安全性に疑いがあるためです。

嘔吐や体調不良の原因になることもあるので、原材料不明のものは避けましょう。

人間も食べられる品質を保つ「ヒューマングレード」と呼ばれるものが安全性に優れています。

3.必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6脂肪酸)が含まれている

オメガ3

チワワと皮膚病はあまりイメージがないかもしれませんが、決して無縁ではありません。

特にロングコートは美しい毛並みが魅力ですから、その毛並みを保つためにも健康な皮膚作りは大切です。

健康な皮膚と毛並みには「オメガ3 (α-リノレン酸)」と「オメガ6 (リノール酸)」が役立ちます。人間の美容・健康でも注目度が高い栄養素で、特にオメガ3は毛並みの美しさに関係しています。

ドッグフードにもこれらの必須脂肪酸が含まれたものがありますので、原材料の中にサーモンオイルや大豆油、フィッシュオイルなどが含まれたものを選んであげるとよいでしょう。

4.グルコサミン・コンドロイチンが含まれている

チワワは関節疾患を患いやすい犬種です。チワワの関節疾患を扱うクリニックでは以下のように指摘されています。

膝蓋骨脱臼は膝蓋骨が滑車溝から外れてしまう病気です。様々な原因により膝関節が緩むと膝蓋骨は膝関節を伸ばした時に内外どちらかに脱臼するようになってしまいます。

膝蓋骨脱臼は小型犬(特にチワワ、ポメラニアン、トイ・プードル、ヨークシャー・テリアなどのトイ種・ミニチュア種)に多い病気ですが、大型犬にもみられます。脱臼の方向は小型犬・大型犬ともに内方脱臼が多く認められています。(内方脱臼:全体の約90%、外方脱臼:約10%)

参照:ぬのかわ犬猫病院

そのため、関節サポート成分が含まれているドッグフードが理想的です。人間の関節ケアでもよく聞く「グルコサミン」「コンドロイチン」が配合されたドッグフードを探してみてください。これらの成分は犬の関節ケアにも役立ってくれます。

ただ、この2つの成分はすべての安全なドッグフードに含まれているわけではありません。グレインフリーで無添加、さらにグルコサミンとコンドロイチン配合で…と、すべての要素を満たすドッグフードを探すのは難しいかもしれませんので、まずは「チワワ用」と書いてあるドッグフードをチェックしてみましょう

チェックしたドッグフードの中にグルコサミンとコンドロイチンが含まれていなかったら、犬用サプリメントを活用するのも一つの手段です。ドッグフードは無添加で高たんぱく、グレインフリーを選択。さらにグルコサミンとコンドロイチンはサプリメントで摂取すれば、必要な栄養素を補えます。

サプリメントはおやつ感覚で与えられるものも販売されています。動物病院で関節の弱さを指摘されたら、サプリメント活用を視野に入れて獣医さんと相談してみましょう。

チワワがドッグフードを食べてくれない時は?

ドッグフードを変えるのは最終手段!

チワワはとても自己主張が強い犬種です。ドッグフードも気に入らなければ食べませんし、飽きて突然食べなくなることもあります。

もしいつものドッグフードを食べなくなったら、まずは食べるまで根気よく待ちましょう。すぐに違うドッグフードを与えてしまうと、「食べなければ違うものが出てくる」と勘違いしてしまいます。

フードを頻繁に変えずに済むよう、いつものドッグフードを食べさせることを優先させてください。

最も効果的なのは、一定の時間が過ぎたらドッグフードを下げてしまうことです。

だらだらと食べさせるのはしつけ上よくありません。食事の時間を決め、「この時間しか食べられない」「このドッグフードしかない」という意識を植え付けることで、徐々に食べてくれるようになります。

また、トッピング用のフードをほんの少しプラスして、味を変えてみるのも一つの手段です。頻繁に味を変えるのではなく、適度なバランスで試してみましょう。

人間の食事は肥満のもと!

フライドチキン

食べないことに業を煮やし、人間の食べ物を混ぜる人もいますが、これはおすすめできません。

チワワは体重管理が大切ですから高カロリーな人間の食べ物は特にNGですし、体が小さいので異物に反応しやすく、体調不良の原因になりかねません。

ドッグフードにささみやジャガイモを混ぜるなど、中型犬・大型犬によくある与え方を真似しないように注意してください。

また、ドライフードに人間の食べ物を混ぜると、味を占めてドライフードだけの食事を嫌がるようになることもよくあります。

ちょっとだけ、今日だけ特別に…と甘い気持ちで与えてしまうと、さらにやっかいなことになってしまうので、人間の食べ物を欲しがってもグッと我慢して。かわいいからといって与えないように、家族全員で注意しておきましょう。

食いつきの良いフードを探してあげる

チワワ ドッグフード

いつものドッグフードを食べづらそうにしていたら、それは口の大きさにあっていないのかもしれません。

チワワは口が小さいので粒が大きなドライフードが食べづらく、それが原因で食べなくなる場合も考えられます。

もし粒が大きめのものを与えている場合は、チワワ専用のドッグフードに変えてみましょう。専用のドッグフードは粒が小さいので、食べづらさを解消できます。

また、犬も人間を同じように好みがありますから、いくつかの種類を試してみるのもおすすめです。試供品のドッグフードで食いつきの良いものを選んでおくと、飽きるのを防げます。

チワワに与える餌の量は?

ドッグフードはカロリー計算されている!

ドッグフードの量

ドッグフードは小型犬用・大型犬用、さらに子犬期用・成犬用など細かく分かれており、それぞれ1日に与える量もカロリーも違っています。

チワワはとても小さい犬なので、大型犬に比べれば必要なカロリーはずっと少なめです。

しかし、ドッグフードを少なくすればよいわけではありません。チワワの体質と口の大きさに合わせたドッグフードを選び、そのドッグフードに記載された適正量を与えてください。

ほとんどのドッグフードには計量カップがついており、簡単に適正量を測ることができます。ドッグフードに記載された量を上げれば健康上は問題ありません。体重に問題がある場合は、獣医さんと相談して量を調整してください。

カロリー計算から割り出す方法

もし、ドッグフードを変えたり手作りフードを混ぜたりするときは、カロリー計算が便利です。体重が分かっていれば、以下の計算式から1日の必要なカロリーを算出できます。

1日に必要なカロリー計算

(チワワの体重×30+70)×指数=摂取キロカロリー/1日

指数

  • 子犬(生後4カ月まで) 3.0
  • 子犬(生後4か月~1歳まで) 2.0
  • 成犬(1歳~7歳まで) 去勢済み1.6・去勢なし1.8
  • 中年・高齢犬(7歳以上) 去勢済み1.2 去勢なし1.4

※肥満・ダイエット中の場合は去勢済み1.01.2、去勢なし1.4

例えば、「体重3kg2歳のチワワ 去勢なし」なら

(3㎏×30+70)×1.8=288キロカロリー

という計算式となり、1日に288キロカロリーが必要ということが分かります。

ドッグフードに「100gあたり200キロカロリー」と記載されていたら、1日に必要なドッグフードの量は144gという計算になります。

この計算式があれば、手作りフードを作る時や複数のドッグフードを混ぜたい時に非常に便利です。小型犬はどちらかと言えばカロリーオーバーになりがちですから、手作りする場合はしっかりとカロリー計算してあげましょう。

ドッグフードを与える回数は?

ドッグフードの1日の適正量が理解できたら、それを2回~3回程度に分けて与えていきます。1日の適正量さえ超えていなければ、回数はそれほど気にする必要はありません。目安として参考になるのは以下の数値です。

1歳までの子犬期

生後3ヵ月~5ヵ月まで 34回に分けて
生後6ヵ月~9ヵ月まで 23回に分けて
生後10ヵ月~12ヵ月まで 23回に分けて

成犬

10歳ぐらいまで 23回に分けて
10歳以上 34回に分けて

ポイントは、子犬期はできるだけ回数を多くしてあげることです。子犬期は成長期ですから、たくさんのカロリーが必要ですが、子犬は一度にたくさんのドッグフードを食べられません。そのため、何度かに分けてあげるのが大切です。

また、お散歩量や体格に合わせて量や回数を調整してあげましょう。夏は暑さのせいで少食になるチワワもいます。食べないからといって慌てずに、様子を見ながら食べさせてあげてください。